一週間安静にしていた母「筋力低下」「食欲低下」「無気力」これって廃用症候群?
【廃用症候群】
この症状は、高齢者や寝たきりの人々に特に影響を及ぼすことがあります。
ベッド上で1週間安静にしているだけで、筋力が10-20%低下すると言われています。
肉体的な症状には筋力の低下、関節の拘縮、腰痛や背部痛、褥瘡、誤嚥性肺炎など。
精神的な症状には抑うつ、無気力、認知症の進行、食欲の低下、睡眠障害など
【廃用症候群】症状は?
《肉体的な症状》
〈筋力の低下〉
長期間の安静や運動不足によって筋肉の衰え、低下。
〈関節の拘縮〉
関節が固くなり、可動域が制限。
〈腰痛や背部痛などの全身の痛み〉
廃用症候群によって引き起こされる。
〈褥瘡(床ずれ)〉
長時間同じ体位で過ごすことで皮膚が圧迫され、褥瘡が発生。
〈誤嚥性肺炎〉
飲み込む力が低下することで、肺炎を引き起こすリスク。
《精神的な症状》
〈抑うつ状態、無気力〉
廃用症候群によって精神的な不調が現れる。
〈認知症の進行〉
廃用症候群が進行すると認知症の症状が悪化。
〈食欲の低下〉
廃用症候群によって食欲が減退。
〈睡眠障害〉
睡眠の質が低下。
【廃用症候群】原因は?
【廃用症候群】
長期間の安静状態や運動量の減少によって身体機能が衰えます。
心身の様々な機能が低下してしまう状態を指します。
〈病気やけが〉
病気やけがによって安静にすることで体を動かす時間や強さが減り、廃用症候群が発症することがあります。
〈加齢による活動性低下〉
高齢者では、ベッド上などで安静の状態が1週間続くだけで筋力の10-20%が低下すると言われています。
特に高齢者では短期間の安静状態でも深刻な廃用症候群が起こる可能性があります。
〈体の痛み〉
骨折部位をギプスで固定しているなど、体の一部を動かさない時間が長くなることで廃用症候群が引き起こされることがあります。
〈認知症や精神的な問題〉
精神的な問題や認知症によっても廃用症候群が発生することがあります。
【廃用症候群】どうすればいいの?
廃用症候群を予防するためには、不必要な安静を避けましょう。
積極的にリハビリテーションを行うことが重要です。
〈運動を継続する〉
適度な運動を続けることで筋力を維持し、関節の可動域を広げることができます。
〈リハビリテーション〉
病気やけがの回復期には、リハビリテーションを受けることが重要です。
専門家の指導のもとで、運動能力を向上させるためのトレーニングを行いましょう。
〈バランスの良い食事〉
適切な栄養を摂ることで、筋肉や骨の健康をサポートします。
特にタンパク質、ビタミンD、カルシウムを意識的に摂取しましょう。
〈薬物療法〉
一部の疾患では、薬物療法が有効です。
医師の指示に従って薬を服用することで、症状を軽減できる場合があります。
〈安静を避ける〉
長期間の安静は廃用症候群を引き起こす可能性があります。
必要以上の安静を避け、日常的な活動を心がけましょう。
〈ストレス管理〉
ストレスは体の機能に影響を与える要因の一つです。
適切なストレス管理を行い、心身の健康を保ちましょう。
【廃用症候群】は
長期間の安静状態や運動量の減少によって身体機能が衰えます。
心身の様々な機能が低下してしまう状態です。
廃用症候群を予防するためには、
不必要な安静を避け、積極的にリハビリテーションを行うことが重要です。
お元気ですか!?
湘南山手マッサージ治療院 髙瀬です。
横須賀市池田町で医療保険を使用した【訪問マッサージ】を行っています。
「お身体の痛みはないですか?」「お身体、動かしていますか?」「筋力低下していませんか?」
今回のブログは、【廃用症候群】についてでした。