【味覚障害】どうすればいいの?横須賀にお住いのあなたへ
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「味が濃い」「味がしない」「味が分からない」「おいしいと感じない」「甘いものばかり食べる」
これって【味覚障害】?
人は高齢になると、食べ物の味を感じにくくなります。
「味が薄い。もっと濃くしてほしい」と言われて、困っていませんか?
個人差もありますが、加齢により、「塩味」「甘味」の味覚が低下します。
味覚がおとろえると、濃い味付けを好むようになります。
味覚にはどんな種類があるの?
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味覚は、「甘味」「塩味」「酸味」「苦味」「旨み」の5種類あります。
【甘味】〈甘い味〉糖分やエネルギーになるもの
【塩味】〈しょっぱい味〉ミネラルになり、体液や血圧の調整
【酸味】〈すっぱい味〉酸味を感じることで、食べ物が腐敗していないか判断。食欲を増進させる効果も
【苦味】〈苦い味〉食べ物に毒がないか判断
子供は苦味を感じると吐き出してしまいますが、大人になって食材が毒でないことがわかると苦味も楽しめる
【旨み】〈おいしさのこと〉主にたんぱく質で、体のもと
【味覚障害】原因は?
味覚が低下の原因は、一つとは限りません。
いくつもの要因が重なって症状となると考えられています。
【味蕾の減少】
【唾液の減少】
【舌のコケの付着】
【亜鉛や鉄の不足】
【薬の副作用】等々
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【味蕾の減少】
高齢者になると、舌や口腔内にある、味を感じる部分「味蕾」が減少します。
個人差はありますが、高齢者は新生児と比べると3割から5割ほど味蕾が少ないといわれています。
歳をとると、どんなに健康な人でも味覚が低下します。
【唾液の減少】
味を感じるには、唾液と混じって水溶性になる必要があります。
水溶性になることで「味蕾」に到達します。
高齢者は病気や薬の影響・噛む力の低下します。
すると、口の中が乾きやすく唾液が減少するため、味覚を感じにくくなります。
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【舌のコケの付着】
舌の上に白いコケのようなものがあれば、それは「舌苔(ぜったい)」といいます。
味を感じづらい原因の一つになります。
舌苔は、細菌や食べカス、粘膜のカスが付着したものです。
【亜鉛や鉄の不足】
味を感じるためには、亜鉛や鉄といった成分が必要です。
特に亜鉛は、味蕾を作るために必要な成分です。
亜鉛が不足すると味覚障害になりやすくなります。
高齢者に多い高血圧などの薬には、亜鉛の吸収を妨げる作用があります。
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【薬の副作用】
高齢者による薬剤性の味覚障害は3人に1人といわれています。
血圧降下剤や利尿剤には、亜鉛や鉄の効果を弱めてしいます。
そして、味蕾の味細胞が作られず、味を感じにくくしてしまいます。
また、薬剤によっては唾液を減少させる薬もあり、食べ物を水溶性にできず味蕾まで届けることが難しくなります。
【味覚障害】どうすればいいの?
【亜鉛の多い食品を食べる】
亜鉛には「味蕾」をつくる働きがあります。
味覚の低下防止に効果的です。
カキ、レバーなどに多く含まれていますが、苦手な方は牛肉やたまご、チーズ、納豆、ナッツ類などを積極的にとるようにしましょう。
亜鉛は日本人に不足気味の栄養素と言われています。
体内では作ることができないので、食事から摂取する必要があります。
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【唾液分泌マッサージをする】
唾液腺を刺激して、唾液の分泌を増やします。
「耳下腺」「顎下腺」「舌下腺」の3ヶ所を指で優しくマッサージすると唾液の分泌を促すことができます。
【口腔ケアを定期的に】
まずはおいしく食べるために、口腔ケアを行いましょう。
歯磨きの際に、歯ブラシや舌ブラシなどで「舌苔」を取り除きましょう。
マウスウォッシュなどで口腔内をきれいにするように心がけてください。
1日1回歯磨きにプラスして、舌のお手入れを取り入れると効果的です。
舌はデリケートな部分なので、力を入れずに行いましょう。
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【ストレスをためない】
ストレスを感じると、人は亜鉛を多く消費してしまいます。
また、ストレスは唾液の分泌を減らします。
日常の生活の中で、食事や口腔ケアなどを行うと同時に、ストレスをためない生活を送ることが、予防になっていきます。
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高齢者が味覚の低下を自覚する割合は少ないと言われています。
ですから、ご家族や周囲の人が変化に気付く必要があるのです。
体を気づかいながらも、いつまでも食事を楽しんでもらえると良いですね。
お元気ですか!?
湘南山手マッサージ治療院 髙瀬です。
横須賀市池田町で医療保険を使用した【訪問マッサージ】を行っています。
「お身体の痛みはないですか?」「お身体、動かしていますか?」「筋力低下していませんか?」
今回のブログは、【味覚障害】についてでした。