【廃用症候群】て何?どうすればいいの?横須賀にお住いのあなたへ

寝たきりに近い状態。
加齢や疾患などによる活動の低下や、過度の安静で生じる身体の障害です。

身体状況により安静が望ましいことはあります。
しかし、過度に安静にしてしまうと、筋力が低下してしまいます。
介護が必要な高齢者や、病気などで寝たきりになった人に多く起こるのが特徴です。
大きな手術を受けた後では、元気な大人や子どもでも【廃用症候群】になってしまうケースもあります。
必ずしも高齢者に限った話ではないのです。

【廃用症候群】て何?

「廃用候群」とは、
病気や怪我が原因で長期間の安静状態になってしまったとき、身体能力の低下や精神面に悪影響が出てしまうことを言います。

大きな病気や怪我をすると、数か月単位で安静を求められる場合もあります。
「身体のために」と安静を保っているわけですが、動かなければ筋力はどんどん低下していってしまいます。
また動かないことで気持ちが落ち込み、うつ状態に陥ってしまう方も少なくありません。

【廃用症候群】の原因は?

〈過度の安静〉
病気やけがによる活動の低下や、ベッドで寝て過ごす時間が長くなることが原因。
自力歩行ができるのに、車椅子などを使用するなど、「楽な生活」をしてしまう。

〈寝たきりによる、筋力低下〉
高齢者は、筋力や臓器の機能が落ちていす。
寝たきり状態になってしまうと、著しく筋力が低下してしまいす。
特に、高齢者は身体能力の衰えから筋力低下の進みが早いのです。
寝たままの状態が1週間続くと、約10〜20%の筋力が失われてしまうと言われています。
日頃から筋肉量の維持に努めることが大切ですね。

〈環境〉
過度な介護が運動の機会を奪って、筋力の低下を起こすこともあります。
外出するのに、階段を使用しなければならない。
「階段の上り下りは体力的にきつい、怖い」

高齢者を取り巻く様々な環境よって、廃用症候群が進行するケースがあります。

もしかして廃用症候群?】と思ったら

一度生じると回復が非常に困難に・・・
廃用症候群になってしまうと、回復するためには廃用症候群に陥っていた期間の数倍の期間が必要。
予防は長期臥床を避けることを意識しましょう。
リハビリテーションを積極的に行うことをおすすめします。

もっとも効果的なのは、自分自身で動いてもらうこと。
介護をしていると、つい手助けしてしまいます。
「自分でできることは自分でやってもらう」ことが、廃用症候群の改善につながります。

【廃用症候群】予防法

〈自分でできることは自分でする〉
付きっきりで介護すると症状を進行させてしまいます。
できるだけ自分のことは自分でやれるようにすることも重要です。
「着替え」や「排泄」など、基本的な身の回りの簡単な動作は自分でできるようにサポートしてあげましょう。

〈家事や息抜きの活動もおすすめ〉
できれば、簡単な家事などをやってもらいましょう。
予防の観点から非常に重要です。
また、趣味などのグループ活動や地域のコミュニティに積極的に参加することも効果的。

〈少しでも身体を動かす習慣を〉
少しでも身体を動かす習慣を身に着けましょう。
散歩やラジオ体操などに毎日取り組むこともおすすめ。

安静にしているときでも「体位変換」「寝たまま足首や足の指を動かす」といった、軽く身体を動かすこともいいですね。
筋肉を使うことで衰えを防ぐことができます。
気がついたときに身体を動かす習慣を身につけましょう。

〈リハビリ・マッサージが重要〉
筋肉を維持するためには、「リハビリ・マッサージ」が有効です。
無理にリハビリを行うのは危険です。
医師に相談したり、理学療法士やマッサージ師など、専門で行っているところもあります。
専門の指導を受けながら取り組むことをお勧めします。

栄養バランスの良い食事をとる〉ことも重要です。

リハビリや投薬治療が効果を発揮するケースもあります。
気になる点があれば、医師に相談することも検討してください。

寝たきりにしない・させないための取り組みをしましょう。

お元気ですか!?
湘南山手マッサージ治療院 髙瀬です。
横須賀市池田町で医療保険を使用した【訪問マッサージ】を行っています。

「お身体の痛みはないですか?」「お身体、動かしていますか?」「筋力低下していませんか?」
今回のブログは、【廃用症候群】についてでした。