【高齢者の腰痛】どうすればいいの？横須賀にお住いのあなたへ
takase
高齢者の腰痛は、若い世代とは発症のタイプが違います。
・若年者の腰痛は「ぎっくり腰」などの急性疼痛が多い
・若年者は「運動時痛」を主症状とする
・高齢者の腰痛は「慢性疼痛」が多い
（再発を繰り返す・なかなか治らない）
・高齢者は、腰痛以外の症状を伴うことが多い傾向
高齢者の腰痛の原因は？
「病気によるもの」「姿勢によるもの」「筋力低下によるもの」・・・！？
高齢者の腰痛の主な原因は、〈腰部脊柱管狭窄症〉〈脊椎圧迫骨折〉〈変形性脊椎症〉のいずれかの場合が多いです。
加齢により、骨やその間でクッションになっている部分が
・弱くなる
・弾力性が失われる
・変形したりする
そのため慢性的に腰痛が続きます。
〈腰部脊柱管狭窄症〉
加齢に伴う背骨の変形によるものなので、徐々に起きてきます。
神経が圧迫されて、痛みがでます。
腰痛だけでなく、お尻や太ももの痛み、しびれなどが一緒に出ることも多いです。
姿勢や歩行によって狭さが変化するため、症状が変化する特徴もあります。
〈脊椎圧迫骨折〉
高齢者はいつの間にか、腰の骨が折れていた・・・
軽度の場合は気が付かず、後にレントゲンを撮ったとき「圧迫骨折の痕がある」と言われるようなこともあります。
転倒のほか、咳・くしゃみなどの軽い衝撃でも折れてしまうこともあります。
「骨粗しょう症」などで骨がもろくなっていると、椅子にドスンと座っただけでも折れることも・・・
折れるというより、骨が「つぶれる」といった感じです。
急激な痛みが出た場合、迷わず病院へ行きましょう。
〈変形性脊椎症〉
加齢に伴って、脊椎骨や椎間板の変形が生じます。
脊椎を動かせる範囲が狭まったり、姿勢が変わったりします。
筋肉が緊張することが多くなり、筋肉疲労から腰痛が起こります。
朝に痛みが強く、身体を動かしているうちに痛みが弱まってくることもあります。
病気が腰痛の原因かも？
腰痛が重篤な疾患の兆候となる場合もあります。
「大動脈解離」「化膿性脊椎炎」「化膿性椎間板炎」「悪性腫瘍の骨転移」「膵炎」「膵臓がん」「尿管結石」「尿路感染症」など
これらの場合は、早急に積極的治療が必要です。
見逃さないよう注意が必要です。
高齢者の腰痛を予防するには、どうすればいいの？
高齢者の腰痛は、大半が加齢が原因のため、予防は困難です。
しかし、予防法がないといって過度に安静にすると、身体機能が衰えます。
治療が必要な場合以外は、日頃の活動量を落とさないことが重要です。
老化を食い止めることはできませんが、老化のスピードを緩めることはできます。
ウォーキングや体操など、適度な運動を続けることが大切です。
筋肉の柔軟性を保つストレッチも良いですね。
腰痛を軽減するもの
〈コルセット〉
腰椎圧迫骨折の時は、腰椎コルセットで固定します。
慢性期に移行し、使用を続けていると腰回りの筋肉が弱ってしまいます。
よけい、腰痛が起きやすくなります。
ドクターに外していいと言われたら、できるだけ外しましょう。
〈ホットパック〉
病院や施設でも、慢性的な腰痛は温めるます。
病院の場合は電気で温めるものと電子レンジで温めるもののほかに、お湯につけて温めるタイプのホットパックがあります。
ご家庭でしたらコンセントか電子レンジのタイプが簡単でおすすめです。
冷やすのにも兼用で使える物もあります。
腰椎圧迫骨折やぎっくり腰(腰椎捻挫)の急性期は温めてはいけないので注意してください。
寝起きの仕方にも注意！
〈起きる時〉
腰が痛い時、いきなり真上に上半身を起こそうとすると、腰に力が入ってしまうため痛みを誘発します。
まずは
・身体ごと横を向いて腰を丸める
・手と肘を付く
・手で押す力も使ってゆっくり起きあがる
〈寝る時〉
起きる時の動作を逆にします。
いきなり仰向けに寝ると腰に痛みが走ります。
まずは
・横向きに寝る
・それからゆっくり仰向けになります。
仰向けに寝る場合は、膝を立てていた方が楽です。
膝を伸ばすと腰が反って辛い場合、膝の下にクッションなどを入れておくのも効果的です。
腰痛は、ほとんどはっきりとした原因がわかりません。
腰痛にお悩みの方は、「加齢が原因だろう」と甘く考えず、医療機関を受診することが大切です。
病気などがない場合
「正しい立ち方・座り方」「痛みのない寝起き」を身に付けて、腰への負担を減らしてください。
お元気ですか！？
湘南山手マッサージ治療院 髙瀬です。
横須賀市池田町で医療保険を使用した【訪問マッサージ】を行っています。
「お身体の痛みはないですか？」「お身体、動かしていますか？」「筋力低下していませんか？」
今回のブログは、【高齢者の腰痛】についてでした。
